• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け

    あなたが格安で山林を手に入れる方法(その2)

    問い合わせが多かったので、山林売買の分かりづらい所を詳報します。

    以前の記事を読んでいない人はこちらを読んでから、ご覧ください。

    お気に入りの山林が見つかったら、何をすればいいか?

    重要なことは、集成図を使って、地番を確定させることです。

    地番がわかれば、山主が分かります。

    まずは、現場近くの住居を探して、その住所を調べる。

    住居には住所が存在するので、google mapの航空写真で住居をポイントすれば住所が出てくる。

    役所に行き、その住所近辺の集成図をもらってくる。縮尺が選べる場合は、1/2500が使いやすい。

    1/2500の集成図

    住居から山林の距離が遠く、住居と山林が一枚の集成図に収まらない場合は場合は1/5000が良いだろう。

    集成図を現場に持って行き、家屋の位置を基準に、方位、河川、道路、高圧電線鉄塔など目印を合わせ、希望の山林の場所を地図上で当たりをつける。

    昔の生活道路(今は跡形もない)も道として記載されているので注意

    次に、希望の山林の場所の地番を確定させるには、林相が重要である。

    林相とは、山林の表情を表すものである。

    野生の思考が鈍っていると気づかないかもしれないが、一番簡単な見分け方は、広葉樹林か植林地かの違いである。

    山主によって、以前植林をしたか、しなかったかなど考えが様々なので、それが山林の表情にも表れてくるのである。

    また、同じ植林地でも、樹齢や樹種によっても判断できる。

    樹齢は木の太さを見れば見当はつくし、樹種は葉っぱを見れば杉とヒノキの違いは分かるだろう。

    広葉樹も木の太さによって、以前伐採された時期の違いから山林の境界が分かる場合もある。

    林相は、山主の顔である。

    大きな石や、大木、尾根、谷などの地形を境界に設定している場合も多々ある。

    それでもわからない方は、森林コンサルタントも行なっていますので、お問い合わせください。