林業家が山に自生している木を同定する方法は、その場所、地域、標高から自生している樹種を想定しその後、樹皮や葉っぱ、花、実などの特徴を探す。
樹木図鑑を持って山に入れば、特徴的な木を見分けることはできるかもしれない。
しかし、樹木の種類は大変多く、樹木のゲシュタルトができていなければ1日、山中で樹木と図鑑を見比べても2、3種しか分からないであろう。
では、どうしても樹木の種類がしりたい場合の近道はどうすればいいかというと、まず、その地域の樹木に詳しい人と山に入り、樹種を手当たり次第に教えてもらうのである。
20種類ほど地域の代表的な樹木を同定できるようになる事が第一目標である。
これは毎日、山に入っても1年はかかるだろう。木々の特徴が顕著になる季節は様々だからである。
例えば、春に花が咲く樹木、夏に花が咲く樹木、秋に実がなる樹木、冬の葉っぱの残り方、実の残り方などである。
私が使っている樹木図鑑を参考までに紹介しているのでこちらからどうぞ
身もふたもないが、たくさん山に入り、たくさん木を見る事が全てである。