• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け
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    樹木は動けない。というのは誤りで、ゆっくりなだけである。

    動きはゆっくりだが、いろいろな樹木が生存競争を繰り広げ、生息領域を広げようと活動している。

    実を落としたり、風に運ばさせたり、鳥に食べさせたり、リスの貯蔵させたり、様々な知恵を働かせている。

    移動の理由であり、樹木の生息に大きく関わるのが、気候である。

    現在、地球温暖化が叫ばれているが、気温が上がれば樹木は北へ移動したり、標高を上げたりし、快適な場所を求めて移動する。

    地球上に植物が誕生してから、今まで絶えず移動の歴史がなされてきた。

    氷河期の時代には寒さに強い樹木が繁茂し、間氷期には暑さに強い樹木が繁茂する。

    そんな歴史に抗うように、現在、氷河期の生き残りと言われる樹木が日本にいる。

    それが八ヶ岳南部、南アルプス北部にのみ生息が確認されているヤツガタケトウヒである。

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    生き残りと呼ばれているくらいなので、このままいけば絶滅する運命なのだろう。

    良いとか悪いとかということではなく、この時代に出会えて幸運である。