• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け
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    国交相の指導に応じて、日本軽金属が運搬する土砂の量は600万〜700万㎥とのことなので、現在の堆砂量の約60%ダンプで運搬することとなる。

    前回の記事の試算を元にすると、防潮堤建設のために、山梨県の山中にある雨畑ダムから静岡県太平洋まで、3分毎に1往復ダンプが列をなす。(昼夜、土日関係なく)

    では、なぜ防潮堤が必要なのか?

    それはダムがあるからです。本来であれば、川の流れによって山から海へと運ばれるはずの土砂が、ダムで遮られるために、海岸線が波によって削られ、国土が侵食されているのである。

    その対策のための防潮堤である。何と、後手後手なことだろうか。

    文字通りダムは、自然を活用するのではなく、消費することによって電気を得ているのである。

    土砂は放っておけば、海へと流れプレートの動きによってまた、山へと運ばれるわけである。その循環を人間の手で遮っているので、その対策としてまた、人間の手で運搬しなければならないのである。

    その費用は管理者である日本軽金属が支払うのは当然であるとしても、そこで消費される軽油は?排出される温暖化ガスは?誰が面倒見るのか?誰も面倒なんて見れない。見て見ぬ振りである。

    2015年に、富士山が世界遺産に登録されたが、構成要素の一つである三保の松原から富士山を眺めると、海岸はテトラポットだらけである。この景観の悪さから、三保の松原を世界遺産から除外せよとの勧告が出ていたほどである。

    まさに川は生きている。

    土砂の流れをダムで止めることは、地震が起こると被害が出るからプレートの動きを止めようと言っているのと同じことである。

    ある学者が言っていたが、生命誕生には、プレートが動くことが大きな要因であるそうだ。