• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け

    静岡県知事が登場し、ダムにたっまっている土砂を静岡県の防潮堤整備に活用する事を提案した。汚泥がなくなり、サクラエビが増え、おまけに海の護岸もできるという。

    たしかに、ダム管理の責任は日本軽金属にある。

    しかし、雨畑ダムは上流に大ガレがあるため、1967年の完成後10年で35.36%が埋まり、37年で約90%、50年で93.1%堆砂している。

    雨畑ダム堆砂量は、貯水容量は11000千立方メートル x 0.931 x 比重2.0 = 2048万2000トンの土砂

    10トンダンプで海まで運搬するとして、約200万回ダムと海を往復することになる。1年で終わらせると仮定すると、1日あたり5000往復、1時間あたり233往復、1分あたり3往復となり、山梨県の山中から静岡県の太平洋までダンプが列をなすことになる。

    昼も夜も、土曜も日曜も関係なしにである。素晴らしい解決策だ。そのうえ、土砂は新たに量産されていく。

    では、そもそも、なぜ、海の防潮堤整備が必要なのか?