台風の被害が知らしめたように、昨今の災害は甚大になっている。
また、インフラでそれらを完全に防ぐことは不可能な段階に来ている。
なぜなら、さらに堤防を強化するとしたら、それだけ環境に負荷をかけることになるからだ。
地球温暖化によって、気温上昇、降水量増加、海面上昇、生態系破壊など様々なリスクが上げられるが、もともとは産業革命によって始まった結果ではないか。
それをさらに促進することは、いまよりも被害を甚大化することにほかならない。
特に生態系の破壊は弱いものから始まり、一度壊れると戻すことはできない。
種の絶滅が起こり、生物多様性は失われる。
先日の記事にも書いたように、スパー堤防による治水計画は破綻してる。
被害をなくすためには、温室効果ガスの排出を減らし、温暖化を遅らせることが一番手っ取り早いと考える。
世界中で科学者たちが温暖化について考え、政治家や官僚が議論しているのに対策の答えが出ていない問題に対して、なぜ手っ取り早いなどと言えるのか?
その答えは、科学者や政治家など関係ない、世界の人々(特に先進国の人々)が、電気の消費量を減らせば、即、解決するからだ。
二酸化炭素排出割合のトップは発電である。電気を使わなければ、温暖化はやがて止まり、降水量増加による甚大災害はなくなるだろう。
そんな不便は嫌だと思った人は、欲望に支配されている人です。
あなたの周りにあるもので、本当に必要なものがどれだけありますか?
たとえば、食欲を満たすことは欲求だ。しかし人より美味しいものが食べたい、高級なものが食べたいとなると、それは欲望である。
資本主義は欲望が欲望を生む際限がない社会なので仕方がないのかもしれないが、その欲望が自分自身を不自由にしているのだ。
電気の浪費をやめれば、自由な生活を手に入れた結果、温暖化が解消されるのである。
社会が破綻してしまえば、後戻りはできません。
人々が生きたいように生きる自由を取り戻すには、今の段階が最後になるかもしれない。