• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け

    昨年は、洪水や土砂崩れなど地球温暖化の影響による大雨を原因とする災害に日本各地でみまわれた。環境省のsexy発言、cop25での化石賞受賞、ドイツの環境NGOは地球温暖化の最大の被害国は日本と発表などなど(YAHOO NEWS)、日本は軍事のみでなく、環境面においてもトランプ追随のため、環境後進国に成り下がったと言わざるをえない。

    このような状況から本新聞記事を読むと新聞には書かれていない本当の問題が見えてくる。また、この記事は山梨県と静岡県民以外の方にはほとんど知られていないと思うが、何も富士川が流れる両県民のみの問題ではない。日本全国、全ての河川に通じている。なぜなら、国土交通省の河川行政を含んでいるからである。

    富士川は明治43年第一次治水計画対象河川の第一期施工河川(全国19河川)に選ばれているので、国にとっても重要な治水対象となっている大河川である。

    日本の河川行政は、堤防内に水を一滴も漏らさないことを基本としてきた。その結果、計画以上の雨が降ると堤防が破綻し災害が甚大となる。一方、昔の人々はわざと安全な場所で洪水を起こし減災していたのである。

    このような温暖化の影響、河川行政が起こす問題を富士川サクラエビ問題を通じて提起していきたい。次回に続く。