• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け
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    今年も下刈りの季節が近づいてきた。真夏の炎天下でハチに恐れながらの草刈りに地獄の季節だと思っている方もいるかもしれない。また、年々チップソーの性能が上がってきているので、笹刃を使う山師の数が減っているのかもしれない。新人は笹刃の目立てが出来なくても問題ないのだろうか?

    確かに、年々チップソーの切れ味は上がってきていると思う。また、石などに刃を当てた時のダメージは笹刃はチップソーの場合と比べ、致命的であり全く切れなくなってしまう。

    しかし、刃の形状からいって、きちんと目立てがされた笹刃とチップソーでは根本的な切れ味が違う。全く別物で、手に伝わる振動などを考えると身体的にかなり楽になる。また、目立てが難しいという問題がある。私自身、満足のいく切れ味に研げるようになるには5年かかった。それは、言い換えれば、難しいが時間をかければ誰でも研げるようになるということである。

    目立てのできていない切れない刃、またはチップソーで下刈りを行うから地獄になるのである。切れる笹刃で作業すれば驚くほど体が楽である。私は下刈りが好きだ。ハチは怖いけどね。