• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け

    先日、クロモジの記事を書いたが、クロモジを伐採した時にあたり一面をおおう、

    空気が洗われた様な、えもいわれぬ清浄な香りの虜になってしまい挿し木にしてみた。

    人間の五感のうちで嗅覚は視覚や触覚に比べると、生活上あまり意識に上がらないが、

    大切な感覚の一つなので今後意識してみる。

    挿し木の方法は、新芽を二節分、残して切って、挿し木用の土に埋めるだけだ。

    これで発根し、定着すると親木のクローンができる。

    新芽にも、幼樹の新芽、大人の新芽、節間の広いもの、狭いもの、葉っぱを3枚残すか、2枚残すか、葉先を切るか、切らないかなど違いがある。

    今後、様々な個体、条件で試してみて結果を報告する。

    採取したのは6月6日、切り取った新芽はすぐに水の中へ入れて2時間後に植え付けた。

    植えつける際に、新芽の元の部分にルートン(発根剤)を塗布した。

    翌日は雨が降り、暑くて湿度が高い一週間であった。

    クロモジの苗木作りに成功したら、精油が抽出できるくらいまで育ててみる。

    純粋な和精油を、日常でイメージや感情と関連づけて使用出来たら感覚が活性化されるだろう。