• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け

    資本主義システムが搾取しているものは自然環境と労働力である。

    環境破壊と労働の長時間化によって失われたものは、人間としての豊かな生活だ。

    そして得たものは経済成長。

    いまだに皆が信じているが、経済成長が労働者に豊かさをもたらすとういのは幻想である。

    普通に考えればわかるのだが、資本は利潤を追求する。真っ先に削減されるのは人件費である。

    10パーセント利潤が増えれば、収入は増えるが、可処分所得は増えない。

    単純にいうと、永遠に飯が食える程度にしか労働者には還元されないということである。

    可処分所得は増えないが、豊かさは減るというわけである。いつまでたっても、コロナ禍が終わろうが、好景気になろうが労働者に幸せが訪れるわけがない。

    では、どうすればこのようなジレンマから抜け出すことができるのか?私なりに考えてみた。

    解決策はあなたが資本への労働力の提供をやめることだ。

    多くの人は、そんなことできるわけないだろと言われるかもしれない。

    急に仕事を辞めて、食っていけないじゃないかと。

    でも大丈夫である、菅総理大臣が言っていたではないか最後には生活保護があると。

    でも、生活保護なんか恥ずかしくて受けられない。働かざる者食うべからずだ、不労収入で甘い汁を吸っている奴らだと思うかもしれない。

    しかし私に言わせれば、それは資本に労働力を提供し自発的に従属している奴らにこそ当てはまることである。

    甘い汁を吸いやがって、恥ずかしい。しかし彼ら自身は楽しいのである。なぜならそのことが目に見えず、気が付いていないから。

    最後に岡本太郎の「重工業」という絵を見て欲しい。

    歯車に取り込まれながらも、生命力を爆発させながらみんな楽しそうにはしゃいでいるではないか。

    岡本太郎「重工業」

    幻想から目が覚めた人々が、自分のため子孫のために、何をすべきかを自分自身で考え、行動を起こした時に、何が起こるかは誰にも分からない。だが、資本主義システムを崩壊させることはできる。なぜなら労働者がいないのだから。

    そのための準備を早く始めた方がいい。生活保護も資本主義システムが崩壊すればなくなる。

    崩壊した後も自分の家族や仲間が生きてくことができるように、資本に労働力を提供することをやめて、その時間で知識でも、技術でも、得ておくべきである。今はそういう時である。

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