• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け
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    脱植林地という事は、苗木を植えないという事である。

     

    木を伐ったハゲ山に苗木を植えないとどうなるかというと、

    木が生えていた時に実ったタネが土の中で発芽し、幼樹が生えて来る。

     

    幼樹の他にも、鳥のフンで運ばれてきたタネや、雑草など、今まで日の目をみる事のなかったタネたちが日光に反応し一斉に芽生えるのである。

     

    最初はパイオニアプランツと呼ばれる、マツやシラカバなど日光がなくては生きていけない樹種の木が我先にと背を伸ばす。

     

     

     

     

     

     

     

     

    樹木が成長し、幹の下から上を見上げた時に、空が見えないくらい枝葉を広げ、地面に日光が当たらなくなると、先ほどのパイオニアプランツの幼樹は生きていけなくなる。

     

    その後、出て来るのが陰樹と呼ばれる、日光が少なくても成長できる種類の幼樹が、パイオニアプランツの下で成長してくる。

    これはブナなどで、ブナなど陰樹の下では陰樹しか成長できないので、世代を超えてブナ林(陰樹の林)が続くことになる。

    これが、純林と言われ、極相林(遷移の最終形)である。

     

    この様な自然の遷移を無視して人間の都合で植えられたのが植林地である。

     

    反植林地とは植林地を自然の遷移の形に近づけるように手助けする事が重要だ。