• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け

    山で生きるためには、火を起こして、煮炊きをすることが重要である。

    子供の頃、誰もがやった飯盒炊飯のような焚き火を使った、かまどシステムがいいのだろうか?

    確かに慣れ親しんでいる、鍋を置く五徳や、風除けのために石を組み、酸素供給のため穴を掘りシステムを完成させれば、とても使いやすい。

    しかし、飯盒炊飯は燃焼効率が悪いのである。また雪の上では火がつかない。移動が困難など条件が限定されてしまう。

    それが今日、チェンソーの発達によって、新たなシステムが可能になったのだ。

    元はスウェディッシュトーチと呼ばれるスカンディナヴィア半島の木こりが雪の中で焚き火をするために用いていた方法であるが、切り口をチェンソーで行うことで、斧や鋸ではできない切り方ができるようになり、燃焼効率を上げることができる。また、跡が残らず片付け易く移動が楽なのでおすすめである。

    では、新たに開発した切り口を説明する。

    まず、長さ40cm、太さ直径20~30cmの丸太を用意し、切れ込みを入れる。(写真)

    林業家であれば、誰でもできる突っ込み切りという技術であるので頼めばやってくれるだろう。

    知り合いに林業家がいない人のために切り込みを入れた丸太と天然の着火剤である肥松(松ヤニの塊)を販売します。https://yamasaku.shop-pro.jp/

    講習会も開きますので希望の方はお問い合わせより申し込んでください(最小開催人数2人)

    荒廃した植林地では立ち枯れしている杉、ヒノキ、カラマツが簡単に見つかるはずである。