• 森林整備によって、副次的に生み出される山の恵みをおすそ分け
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    素材生産業者と造林業者の二つの事業形態がある。

     

    素材生産業者というのは、立木を皆伐して、造材(枝を切って、 丸太にする)して、トラックに積んで、原木市場や、合板会社、製材工場などに運ぶ業者である。

     

    造林業者は、皆伐跡地などに杉やヒノキなどを植林し、植林した木を売れる太さになるまで下草刈りをしたり、間伐をしたり、育林を行う。

    両社は住み分けがなされており、素材生産業者は素材生産、造林業者は造林だけをやっている。

    植林してから原木市場などに出せるようになるまで、40年はかかるので投資から回収までが長期にわたる。

     

    では、なぜそうのような形態が成り立つのか?という疑問が浮かぶ。

     

    それは造林業者はほぼ、公共事業として育林を行なっているからである。国の森林総合研究所、都道府県が受託、所有する植林地の育林が主である。

     

    そこで、問題になるのが民有地を皆伐した場合である。皆伐後にもう一度、自腹を切って自分の死後のために植林をする奇特な人は少ないので、結果的に放置される山林が多くなるのだ。

     

     

     

     

     

     

     

     

    私は約10年前に植林地を天然林へと戻したいという思いで、先ずは造林現場で技術を身につけてきた。その現場でつちかった技術を反林業(脱植林地)という方向で、活かしたいと考え独立した。

    その事が、後々の林業のためになると信じて行う日々のことをここに綴る。